《霧の豹/Mist Leopard(M10)》と《鎌虎/Scythe Tiger(ZEN)》から推測すると、《森/Forest(ZEN)》=3マナらしいです(今日の戯言
(《オークの木こり/Orcish Lumberjack(ICE)》を考えると妥当かも…)

ワールドウェイクの情報も出揃いました。
吸血鬼を強化していくカードは果たしてあるのでしょうか。
今回は新しく出た吸血鬼とその他デッキに入りそうなカードを抜粋してみました。

※なお、このレビューは黒単吸血鬼を基に考えています。タッチカラーについては考慮しておりませんのであしからず。

遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage
(3)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・シャーマン(Shaman)
レア
あなたのアップキープの開始時に、各プレイヤーは吸血鬼(Vampire)でないクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
4/3
どことなく東洋系な風貌の伝説の吸血鬼です。
《ゲトの血の長、カリタス/Kalitas, Bloodchief of Ghet(ZEN)》は重くて構築に入りませんでしたが、これは5マナとぎりぎり採用できるレベル。
能力は相手クリーチャーのみアップキープに生贄(自分?吸血鬼は捧げなくていいそうなので)
単体でも使用できる点もあり、血魔女とは違った方向で開花しそうです。
もちろん、ミラーマッチの時にはサイドボードにしまうことを忘れずに。

血鞘の儀式者/Bloodhusk Ritualist
(2)(黒)
クリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・シャーマン(Shaman)
アンコモン
多重キッカー(黒)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(黒)を望む回数支払ってもよい。)
血鞘の儀式者が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。これがキッカーされている1回につき、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
2/2
2/2がおまけで出る《思考の粉砕/Mind Shatter(M10)》。
《精神ヘドロ/Mind Sludge(ZEN)》の方が基本的に多く手札を捨てさせることが出来る。
ただし、《否認/Negate(M10)》が効かないとかクリーチャーであるとかは地味な利点。

マラキールの解体者/Butcher of Malakir
(5)(黒)(黒)
クリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・戦士(Warrior)
レア
飛行
マラキールの解体者かあなたがコントロールする他のクリーチャーが戦場から墓地に置かれるたび、各対戦相手はクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
5/4
やった、《墓穴までの契約/Grave Pact(STH)》が帰ってきた、これでかつる!
あとは5を1Bに変える作業に入るんだ。
…正直クリーチャーにするより元のままのほうが良かったです。

カラストリアの貴人/Kalastria Highborn
(黒)(黒)
クリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・シャーマン(Shaman)
レア
カラストリアの貴人かあなたがコントロールする他の吸血鬼(Vampire)が戦場から墓地に置かれるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは(黒)を支払ってもよい。そうした場合、そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
2/2
死に安い吸血鬼にとって能力自体は便利。
打撃力向上にも貢献し、《吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat(M10)》との相性もばっちり。
ただし、《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》同様2マナのフリをした3マナ。
能力の関係上、マナ食い虫という説もある。
ちなみに、"貴族"ではなく"貴人"。《吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat(M10)》が他にいるのでお間違いないよう。

鼓動の追跡者/Pulse Tracker
(黒)
クリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・ならず者(Rogue)
コモン
鼓動の追跡者が攻撃するたび、各対戦相手は1点のライフを失う。
1/1
攻撃するだけで必ず1点入るのでパワー2相当。
1マナなので3~4点ぐらいダメージを与えれば仕事は十分。
軽マナ中心の吸血鬼デッキに似合いそう。

泥地の吸血鬼/Quag Vampires
(黒)
クリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・ならず者(Rogue)
コモン
多重キッカー(1)(黒)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(1)(黒)を望む回数支払ってもよい。)
沼渡り
泥地の吸血鬼はそれがキッカーされている1回につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
1/1
サイズの調整できる吸血鬼。
コスト対比ではかなり悪いですが、後半でも腐りにくい点が魅力。
こういったカードが過去使われたかどうかという点にはお察しください。
何気に沼渡りもちのため、同キャラ対戦時に有利になる。

無情な選刃/Ruthless Cullblade
(1)(黒)
クリーチャー - 吸血鬼(Vampire)・戦士(Warrior)
コモン
無情な選刃は、いずれかの対戦相手のライフが10点以下である限り+2/+1の修整を受ける。
2/1
《グール・ドラズの吸血鬼/Guul Draz Vampire(ZEN)》の上位種のような存在(微妙に違うけど)。
パワー4になる2マナと思えば終盤戦にも役に立つ。
でも2マナ域には《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》とか《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》とか…

--- 非吸血鬼呪文 ---

食餌の衝動/Urge to Feed
(黒)(黒)
インスタント
アンコモン
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-3/-3の修整を受ける。あなたは、あなたがコントロールするアンタップ状態の吸血鬼(Vampire)を望む数だけタップしてもよい。そうした場合、それらの各吸血鬼の上に+1/+1カウンターを1個置く。
カードタイプが「部族・インスタント - 吸血鬼」に見えますが無いのでこの位置に。
基本的な-3/-3修整として使うのが主な手段。
今までタフネス3に苦しめられた吸血鬼としては待望となる除去。
後ろの能力はおまけですが、あればある分助かります。
…決してこれと《吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnus(M10)》で8ロードだ、とか思わないように。

深淵の迫害者/Abyssal Persecutor
(2)(黒)(黒)
クリーチャー - デーモン(Demon)
神話レア
飛行、トランプル
あなたはゲームに勝利することはなく、あなたの対戦相手はゲームに敗北することはない。
6/6
もしかしたら、「許さない、絶対にだ」になりそうな神話レア。
軽さと強さは魅力でこいつでぶん殴るという
デメリット能力は黒とはいえ壊れやすいカードタイプであるクリーチャーということから構築段階で容易に補えると思います。
むしろ、これを除去するのを相手が止めてくれるという面白い現象があちこちで見受けられるでしょう。

バジリスクの首輪/Basilisk Collar
(1)
アーティファクト - 装備品(Equipment)
レア
装備しているクリーチャーは接死と絆魂を持つ。
装備(2)
あと飛行を持てば誰でも《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》になります。
修整は持たないがコストが軽く、ファッティーでも向かっていくことが出来ます。
《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》がニートから開放される時点でとんでもないアドバンテージを得られると思います。
吸血鬼に待望の攻撃力を補ってくれるカードだと思います。
ただし、《吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnus(M10)》に反応しないので用法用量を守って正しく使っていきましょう。

流砂/Quicksand
土地
コモン
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(T),流砂を生け贄に捧げる:飛行を持たない攻撃クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-2の修整を受ける。
土地スペースで補える除去の一つ。
確定とまではいきませんが、使われている飛行が少ない分対象には困らないと思います。
特に《白騎士/White Knight(M10)》と《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster(ZEN)》への対抗手段となるでしょう。
問題は黒マナの非常に濃い吸血鬼の動きの阻害にならないかどうかという点。

地盤の際/Tectonic Edge
土地
アンコモン
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(1),(T),地盤の際を生け贄に捧げる:基本でない土地カード1つを対象とし、それを破壊する。この能力は、いずれかの対戦相手が土地を4つ以上コントロールしている場合にのみ起動できる。
特に特殊土地を多用するデッキへの対策手段の一つ。
土地を破壊するカードが不足していた現環境にとって待ち望んでいたカードです。
特にジャンドの動きを遅くしたり、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を否定する動きは非常に魅力的でもあります。
問題は黒マナの非常に濃い吸血鬼の動きの(ry

ボジューカの沼/Bojuka Bog
土地
コモン
ボジューカの沼はタップ状態で戦場に出る。
ボジューカの沼が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にあるすべてのカードを追放する。
(T):あなたのマナ・プールに(黒)を加える。
コモン土地ですが、カニ蘇生などの墓地を使うデッキへの対策手段となります。
特にこれらはメイン最強が多いのでメインから対策できるのは大きなアドバンテージになると考えられます。
問題は基本アンタップインの吸血鬼の動きの阻害にならないかどうかという点。
ビート型での4積みは非常にリスキーと思われる。



関係ない話ですが、《Cosi’s Ravager》+《Ruin Ghost》+《Tideforce Elemental》で相手が死にません?
2/1追記:《Amulet of Vigor》と《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery(DIS)》がさらに必要だった…

コメント

丹依悠。
丹依悠。
2010年2月1日8:03

くそー、まだレビューが終わらない……

>遺跡の賢者、アノワン
黒コンのブレイズを思い出しますな。4枚積みも辞さないですね。

>泥地の吸血鬼/Quag Vampires
>こういったカードが過去使われたかどうかという点にはお察しください。
そう言えば、マーセナリー・デッキに同系がいたような……
あれ、でも、マーセナリーはマスクス・ブロックだからキッカーじゃないな……;


何か、「別に吸血鬼デッキを作るつもりじゃないんだからねっ」とか言いつつも、
黒の優秀な軽量クリーチャーでウィニー作ると吸血鬼になりそうですね……

ツキカゲ
2010年2月1日14:11

>丹依悠。さん
問題は《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch(ZEN)》が同じマナ圏にいるところぐらいですが…それで結局私は相性のいいデッキを考えられませんでした。

泥地の吸血鬼に似ているのは多分《沼の密輸人/Bog Smugglers(MMQ)》かと。
ダブルシンボルの3マナ2/2でキッカー1回と等しくなります。
ちなみに1マナだと《疫病甲虫/Plague Beetle(10E)》
そう考えると《沼の悪霊/Bog Wraith(M10)》のコストパフォーマンスがどんだけいいのかが分かりますw

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